ハイテクスポーツ塾のマシーンを体験


	神田神保町１丁目にあるハイテクスポーツ塾は、東京大学教授・小林寛道先生の「早く走るための基本動作“コアストレッチ理論”」を展開する、日本唯一のジム。短距離から長距離までの各シーンに合った、より速くきれいな「走り方」を教えている塾です。　昨年開設して以来、あっという間に人気が出て、2003年１月にはジムを倍以上の広さに拡大したほど。その人気のワケはどこにあるのか、ウワサのマシーンとはいったいどんなものなのか、この機会にチェックして来ました。
		←今回、いろいろ教えてくださったスタッフの田中さん。「初心者の方は張り切り過ぎちゃうので、ケガをしないよう気をつけましょうね」

				一見、角張ったバイクマシーンかと思ったら、実はこれが、東京大学教授・小林寛道先生考案のハイテクトレーニングマシーンの1つ。ハンドルが360度動く仕組みで、体重移動を意識しながらペダルをこぐことにより骨盤と肩甲骨の動きを連動させ、効率のよい走りを身につけさせるというものです。ペダルが重くなるよう負荷をかけるので、実際にやってみるとすっごくキツイ！　慣れないうちはふくらはぎと太モモがパンパンに張り、全身ヘロヘロ。ヒップのシェイプアップにも効果的とのことだけど、確かに効きそうです。
		↑前に出した足に、グッと体重を乗せて…これがなかなかできないのだな…。				↑ジムの主宰者であり、スタッフとして指導もしている中島コーチ。ビギナーの質問にも気さくに答えてくれます。

	足を固定し、マシーンの動きに合わせて走ることで、ランニングスタイルを身につけるマシーン。これも全国でここにしかない、小林教授考案のハイテクマシーンです。膝に負担なく骨盤の動きを活発にさせ、パフォーマンス向上を図るもの。イメージとしては、トップモデルの腰を振る歩き方で走る感じでしょうか。ハードではないけれど、腰って思ってる以上に動かないものなのですね。難し～。
		←このように足をばっちり固定。慣れるまでなかなか足が持ち上がりませんでした。
↑カンド君３号は、前面から延びるロープを持つスタイル。パフォーマンスがより向上するとのこと。

				標高3500mの酸素濃度（13.5％）にも設定でき、トップレベルのランナーがよく行う高地トレーニングを神保町で体験できるスゴイ部屋。入ったときはあまりわからなかったけれど、走りはじめたらとたんにゼーゼー。酸素が薄い中で練習すると心肺機能が向上し、持久力がアップするのだそうです。さらに通常より脂肪燃焼が早く、ダイエット効果も高いとか。う～む、やりたい…。
		←透明な壁に覆われているので、様子がわかり安全。↑新スペースは2人同時にトレーニングが可能。

	一般のスポーツクラブにあるトレッドミル（ランニングマシーン）は、最高速度が時速15キロ前後。しかし新しく導入したこのトレッドミルは、なんと時速35キロまで出るというからスゴイ。いったい誰が使うのかと思ったら「主に短距離のトレーニングのためです」とのこと。ハイテクスポーツ塾の会員の1～2割は短距離ランナーなのだそうです。納得。
		↑ 筋トレマシーンも新しく加わったものの１つ。脚の筋力を強化。
↑転倒などの危険を防ぐため、天井からつるしたロープに体をつないで走ります。



ハイテクスポーツ塾の主宰者は、ランナー＆タレントとして活躍中の谷川真理さん（上左）と、谷川さんを日本トップのランナーを育てた中島進コーチ。現在も数々の市民ランナーをトップアスリートへと育てている中島コーチの指導が受けられることもあって、マラソン・陸上ファンの間では超有名なジムだったのです。		スタッフは専門知識を持っているプロ達。手前右から ●足立祐子さん（中学・高校第1種教諭免許取得） ●小川ミーナさん（1998年大阪国際女子マラソン2時間28分47秒） ●谷川真理さん ●木村泰子さん（元5000m日本記録保持者15分17秒49）奥右から ●田中正直さん（元日清食品陸上部） ●中島コーチその他／佐々木あゆみさん（元100mハードル日本記録保持者13秒36）、戸嶋祥子さん（中学・高校第1種教諭免許取得）

会員はやっぱり走りの経験者ばかりで、レベルが高いんだろうなあと思ったら、「ジョギングに興味はあるけど、どう始めたらいいのかわからない」というOLや、「走るのが苦手で、どうにか速くなりたい」という小学生など、初心者＆未経験者も多いとか。
　年齢も小学2年生から73歳までと幅が広い。男女比は約半々、短距離ランナーが約2割だそうです。
　また、人気モデルの長谷川理恵さんが、中島コーチの指導のもとマラソン大会に数多く挑戦しているのは有名な話。その他、プロスポーツ選手やタレントなど、有名人の会員も少なくないというウワサです。

SPECIAL MENU