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小野員裕さん

文筆家、フードプロデューサーのかたわら、日夜、カレーライスの食べ歩き、究極のカレーづくりを追求。現在、横浜カレーミュージアム名誉館長。週刊朝日にて「魂のラーメン」も連載中。著書に「小野員裕のおすすめ絶品カレー食べ歩きガイド」(スタジオDNA)、「週末は鍋奉行レシピで」「立ち飲み屋」(以上、創森社)など。また、レトルトカレー「小野員裕の鳥肌の立つカレー」シリーズもエム・シーシー食品株式会社から好評発売中。

 

神保町にはカレーを呼び寄せる引力があるのか

アナクロニズム、フィロソフィー、インテリジェンス、クリエイティブなどを錯覚させる、厳かでキラビヤカな雰囲気に、単行本片手に酔いしれている若者がいまも息づいている神保町。なぜこれほどまでこの街にカレー屋がひしめいているのだろうか。
 カレーを食べるという行為は一種、虚飾を排した風情があり、この神保町の飾り気のない健全な雰囲気にどこか通じる。金ピカの造形物、メッキの剥がれやすい流行物はこの街の学究的底力に淘汰され、質実で虚飾を排した食べ物、カレーライスが神保町の風情に呼び寄せられてきたのではないか。または環七に集まるラーメン屋同様、ある引力のようなものが作用してこれだけ多くの店を、この街に呼び集めた気がしてならないのだ。驚くことに、サラリーマンのオアシスであり、本来パン、バスタ類しか見かけないはずのルノアールまでもがカレーライスをメニューに掲げる有様。今後、この神保町はどのように変貌して行くのだろうか、楽しみである。

神保町界隈ではわりと新しいインドカレー屋で、サラサラのチキンカレー、キーマカレーは極上の味わい。初めは「ちょっと薄いかな」と感じるだろうが、食べ終わる頃に丁度よい塩加減になるすばらしさ、何回か食すうちに病み付きになるだろう。またインド料理屋やインドの家庭でポピュラーなサブジーという野菜類のカレー炒め煮があり、これもまた旨い、野菜だけだとちょいと損をした気分に苛まれるが、この味わいは納得させられる。猿楽町1-2-3 ・03-3233-8787
横濱カレーミュージアムにも出店している明治大学脇のカレー専門店のインド風カレー。付け合せにふかしポテトが添えられ、ちょいと得した気分。カレーソースはメインと豆カリー用の2種類で、メインは具を変えることによってバリエーションを演出。クローブという香辛料が多めに利かしたワイルドでスパイシーなカレーは病み付きになる。神田小川町3-10-6 ・03-3295-4310
一番人気のチキンカレー。ボリュームも満点。
店内はテーブル17卓を構え、昼時の忙しい時間帯でもゆったりとくつろげる店。Aランチはお好みのカレーとサフランライス、タンドリーチキンとシークカバブが各1個づつつき、Bランチお好みのカレーとナン、サフランライスという組み合わせ。どれも北インド風のトロットした濃厚なソースで人気のカレーはチキンとシュリンプが選択できる。神田神保町2-17集英社共同ビルB-17 ・03-3265-0498
オープンからシェフをつとめるデスラジさん。彼こそがマンダラの味をつくってきたのです。
 
欧風カレーというジャンルを世に知らしめた大御所的存在。小麦粉とカレー粉、香辛料、タマネギなどでじっくり煮込まれた濃厚なカレーソースは、レッドペッパーの辛味はかなり利いているが、甘口である。僕たちが家庭で食べていたおふくろのカレーをとことんゴージャスにした味わいで、量もあり喰い応えあり。神保町本店/神田神保町2-3神田古書センター2F ・03-3264-8320、神田小川町店/神田小川町3-9第3アゼリアビル2階 ・03-3295-5709
もともとは民芸調の居酒屋であるが、昼の3時頃までなぜかインドカレー屋という変り種の店。店で仕込みをする職人はバングラディシュの方たちで、お勧めは「サグカレー」、本来ホウレン草なのだが、ここでは小松菜を使用していてこれが旨い。また様々なナッツ類を投入してこさえている「ホワイトカレー」という珍しいメニューも揃え、日替わりで様々なインドカレーが味わえるのがありがたい。神田神保町1-18 ・03-3295-0852
これが名物・ホワイトカレー。まろやかながらスパイシーな独特な味わいで、おいしい!
神保町のカレー屋の中でも老舗中の老舗。スマトラカレーと称するその味わいは、中辛口にして舌に絡みつく茶褐色のトロトロソースは奥深く、何回食べてもまた食べたくなる逸品。席につけばオーダー素早く、すぐに食べられるのがうれしい。僕はいまだ古本屋巡りの〆のカレー屋として通いつづけている店である。千代田区神田神保町1−6サンビル地下1階 ・03-3291-1475
口の中でとろ〜りとろける牛タンカレー。シチューかと思うほどのボリュームです。
裏の「メナムのほとり」の姉妹店。純粋なタイ料理屋でカレーは「レッド」と「グリーン」が用意され、ランチはお盆にお好みのカレーとライス、ひき肉サラダまたは魚貝のサラダ、トム・ヤム・クン、ココナッツミルクのデザートがデコレートされてくる。カレー、トム・ヤム・クンとも若干甘口で、テーブルに置いてあるナンプラーで味を調整することをお勧めする。千代田区神田神保町2-1岩波神保町ビル地下1階 ・03−3239−6939
信濃町のメーヤウには「メーヤウカレーの大辛」というメニューがあるが、なぜかこの店ではタイカレーの店なのに「インドカレー」と称している。前者と同じカレーだと思うのだが……。辛味は信濃町より若干弱く、具はジャガイモ、半身の茹玉子、骨付き鶏肉で、やや粘度のあるソースは円やかでコクがあり、一度食べたら病みつきさせられる味わいだ。猿楽町2-2-6 ・03-3233-0034
ここのカレーは香辛料以外にカキの葉、スギナ、イカリ草、ドクダミ、クワの葉、そして店名の通りじねんじょが成分となっている。これだけ薬草が入っていると薬臭いと思われがちだが、やや塩気の薄い滑らかソースは後味がさわやかで、食べ進めば体が癒されてゆく感じがする。クコの実や色とりどりな野菜があしらわれデコレーションも美しいのだ。神田神保町2-2-12サンエスビル1階 ・03-3239-7311
一見立食い蕎麦屋風のカウンターのみの店で、早い、安い、旨いの三拍子の揃った店。カレーライスの脇にコップの水に浸されたスプーンの姿は憎い演出だ。人気はカツカレー、しゅうまいカレーなど。ドロっとしたソースは力強く、嫌味な甘さを一切省いた潔い味わいでどこかジャンク。デミタスカップのアイスコーヒーも添えられてうれしくなってしまうカレー屋だ。神田神保町1-54 ・03-3291-3274
定番のコロッケカレー(500円)やビーフカレー(750円)などに加え、今年からは温玉カレー(460円)やなすカレー(500円)、まぐろカレー(700円)といった個性的でおいしそうなメニューが増え、注目度アップ。手づくりのカレーパン(160円)は、残っていたら超ラッキーの知る人ぞ知るヒットメニューです。西神田2-7-5東海西神田マンション1階 ・03-3239-0725
揚げナスがカレーとよくマッチ。意外にあっさり食べやすいナスカレー。
サラッとしたインド風とトロッとした家庭のカレーの中間くらいで、具だくさんなのが魅力。大根やあげナスなど多種類の野菜が入った野菜カレー(700円)は大人気で、すぐ売り切れるのでご注意。エスニックタイカレー(1000円)はグリーンカレーで、辛いけれどやみつきになるおいしさ。無農薬の玄米で作ったあずき入りおにぎり(100円)もいけます。神田神保町3-6ー6九段武蔵ビル1階 ・03-3239-3557