2008年は十二支の一番最初にあたる「ネズミ年」。なんでもはじめが肝心と言いますから、ネズミ年生まれの方々にはきっと名盤が多いはず。ということで、年男&年女の作品を集めてみました。ところで、十二支全部言えますか?この機会に全部言えるようにしておきましょう。
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1936年生まれの72才服部克久『音楽畑
オーサーズ ベスト』山口百恵の引退コンサートを指揮したことで有名な服部先生。テレビ番組のテーマソングやCM曲など、誰もが一度は服部先生の音に触れている!というくらい、日本のテレビ界は服部作品だらけ。本作は、毎年リリースを重ねてきたインスト集「音楽畑」全20作の中から、ご本人が選曲したベスト・オブ・ベスト。ヒーリング効果た〜っぷりです。ちなみに同い年は、北島三郎。 -
1948年生まれの60才朱里エイコ『パーティ』和田アキ子と並ぶ和製ディーヴァ!アメリカでリトルダイナマイトと称された朱里エイコの4枚目で、オリジナルは73年発売。2000年頃、本作収録の「ディープパープルはどこ?」がクラブでプレイされ話題となり、中古市場で一気に急騰した人気盤。実際、かなり格好良く、かつ色っぽい!スタイルも抜群です。今もこのままなのでしょうか?ちなみに同い年は、都はるみ、泉谷しげる。
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朱里さんと同い年の60才あがた森魚『噫無情(レ・ミゼラブル)』朱里アルバムと並べておくと、間違えそうになるこちらも美少女ジャケット。あがた森魚の74年のサードアルバムで、鈴木慶一・細野晴臣・鈴木茂・松本隆など、おなじみの豪華メンバーが参加。アルバム全体が「キネマ」をテーマとし、「蒲田行進曲」ではじまり、最後は「テレビヂョン」で終幕。あがた監督映画「ぼくは天使ぢゃないよ」のDVDも、ジャニスでレンタルできますよ!
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1960年生まれの48才清水ミチコ『歌のアルバム』「芸達者」とはこの人の為にある言葉だったのか!と思わせる程、みっちゃんの秀逸芸があふれるアルバム。歌まねだけでも相当笑えるけど、ピアノのタッチまで細かくまねる演奏力には、笑いを通り越してむしろ尊敬。センスあふれるソングライティングも素晴らしいです。座右の銘は「隣人は芸のこやし」だとか。ちなみに同い年は、コロッケ、氷室京介、サンプラザ中野、高田みづえ。
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1972年生まれの36才平井堅『歌バカ』1995年のデビューからの10年間を納めた平井堅のシングルコレクション。これだけ通して聴くと、初期の若々しい声に、だんだんと大人の色気が加味されていく成長過程がよくわかります。中ジャケに掲載されたシングルジャケットのヒストリーも必見。初期は意外にヒゲが薄く、途中変なパーマかけたりして、今が一番ナチュラルです。ちなみに同い年は、木村拓哉、武田真治、IZAM。
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1984年生まれの24才木村カエラ『Scratch』ハーフだったり、モデル出身だったり、サディスティックのおじさん達を虜にしたり。なにかと羨ましい感あふれる木村カエラのサードアルバム。「アイドル」の先入観で聴いたら、意外にこれがいいんです! 大人びてたり、キュートだったり、激しかったり、切なげだったり。それなりに豪華なサポート陣営もお見事。夢果てしない24才。ちなみに同い年は土屋アンナ、平原綾香、赤西仁。
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服部さんと同い年の72才立川談志『国会』天才・立川談志が「談志×談志REVOLUTION」名義で出した04年のラップ作品。話芸のプロですから、これがまたいいリズム感。ゲストギタリストとして、元SEX MACHINEGUNSのCIRCUIT.V.PANTHERが参加。談志と見事にガチンコ勝負してます。2曲目には、落語の演目である「やかん」のラップも収録。正座してしかと拝聴?いえいえ、むしろノリノリで聴きやがれ!な1枚。
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平井堅と同い年の36才小島麻由美『a musical biography 2001-2007』01年から07年の小島麻由美を俯瞰する、本人セレクトによるベスト盤。わかりやすくいうと、直筆のヘタウマイラストのジャケットをやめたあとの小島作品セレクトです。デビュー当時から、嬉し恥ずかしな乙女心とは一線と画した独特の恋愛観を歌ってきた麻由美さんに、やっと実年齢が追いついた感じがします。中ジャケには、めったに見られない麻由美さんのお顔も掲載。
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サンタナは年男ではありませぬサンタナ『ロータスの伝説』カルロス・サンタナさんは年男ではないですが、このアルバムジャケットを手がけた横尾忠則氏が1936年生まれのネズミ年ってことで。サンタナが人気絶頂だった73年の日本公演を納めた二枚組アルバム。日本公演だからアートワークも日本人に、って流れでしょうか。横尾さんは気合いが入りすたのか、なんとジャケット22面!オイルショック勃発で紙が足りなくなって大変だったそうです(実話)。