12月になると、テレビでもラジオでも街中でもクリスマスソングがえんえんと流れているのに、1月にお正月ソングはあまり流れませんよね。なぜでしょう?1月の早いうちに聴いておかないと、聴く機会がなくなってしまうのに。クリスマス同様、定番化したいアルバム達を集めました。
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世界中の平和を願うあなたにU2『WAR(闘)』外人は、新年よりもクリスマスを大事にしがちで、お正月ソングというのが極端に少ないんです。洋楽でメジャーな曲と言えば、U2の「ニュー・イヤーズ・デイ」くらい。ただし、内容は反戦歌です。この収録アルバムは、全英チャート初登場1位を獲得したU2の初期の代表作。タイトルからも予想しうるように、社会的メッセージを込めた曲がズラリ。元日から緊張感を持ちたい方に!
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孤高の旅人も、冷たい夜にさよなら佐野元春『カフェ・ボヘミア』86年発売の、佐野元春の6枚目のアルバム。ボヘミアという名のカフェに集う、インディビジュアリスト達に捧げる!というコンセプトだそうです。彼の代表曲とも言える「ヤングブラッズ」を収録。この曲は、よ〜く聴くとお正月ソングだって知ってましたか?発見ついでに、スタイル・カウンシルの「シャウト・トゥ・ザ・トップ」という曲も聴いてみると、より楽しくなります。
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日本の四季は素晴らしい!大瀧詠一『ナイアガラ・カレンダー』大瀧先生が78年に作った、日本で最初の「カレンダーアルバム」。1月〜12月の各月にちなんだ楽曲を12曲収録。歌を通して1年を辿るというアイディアは、当時全く評価されず、コロンビアとの契約がうち切りとなる程でしたが、時代が追いついた81年にソニーがリミックス盤を出してくれたので良しとしましょう。08年は30周年盤を出すのだそうです。日本の四季は楽しいと思える一枚。
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忘年会のあとはせっせと大掃除大光寺 圭『だけど愛してる』07年にメジャーデビューしたばかりのシンガーソングライター大光寺 圭によるお正月ソング収録アルバム。その名も「年末年始」という歌です。ただし、「もういくつ寝ると〜」と同様、年始といいながら、その歌の舞台は年末オンリー。見た目も声も大変かわいらしい方ですが、いったいおいくつなのでしょうか?知ってる方はぜひ教えてください。歌詞カードはコード付きで便利です。
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働きマンなあなたへの労働歌江戸木やり『江戸木やり』新年といえば出初め式。出初め式といえば木やり。木やりとは、江戸時代に活躍した「火消し」たちが、重い木材など運ぶ時に、大勢で掛け声をかけながら歌った歌のこと。粋でいなせな男達の労働歌です。これがのちに祭礼の歌になり、新年や結婚式などのお祝いの場で歌われるようになったんですね。仕事始めの前日に聴けば「今年も元気に働くぞ!」と思えるでしょう。
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聴くだけでおとそ気分を満喫V・A『ベスト・オブ・正月』箏曲「春の海」のタイトルは知らずとも、聴けば必ず誰もが知っている、あの定番曲を収録。しかも、アレンジが3パターンも入っていて、この上ないお得感。この機会に、ぜひともじっくり聴いておきましょう。知らないと恥ずかしい!というくらいの名曲ですが、もともとはお正月をテーマとした曲ではないのだそうです。CDには、お年玉付録として「福笑い」が付いていますが、レンタルなので切り取らないでくださいね。
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カルタ・書き初め・姫はじめユニコーン87年のデビューから15周年にあたる02年に限定発売されたベスト盤。ユニコーン唯一のお正月ソング「お年玉」を収録。この曲は、あの井上陽水が惚れ込んだ「雪が降る街」のカップリングでしたね。「クリスマスソングの裏はお正月ソングでしょ」という計らいだったそうです。ユニコーンの代表曲は「May be blue」だと思っている人は必聴、また「May be blue」を知らない若い民生ファンは必見!DVD付きです。
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恋をして食事して、お買い物はカードでピチカートファイブ『さ・え・ら ジャポン』21世紀最初の日・2001年1月1日に発売。外人からみた日本を歌った「アイラブジャポン」なコンセプトアルバム。お正月ソング定番の「一月一日」からはじまります。この曲は、今は「新春かくし芸大会」のエンディングテーマと化してしまいましたね。ゲストボーカルの松崎しげるが秀逸。「東京」の裏面には「日本」と書かれています。
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大好きなシャツを着て聴きましょう渡辺満里奈『Best Collection』08年以降は「おしゃれママ代表」と呼ばれるのであろう満里奈さんの、若き日々の記録。おニャン子卒業後は、大江千里や鈴木祥子に曲を書いてもらい、アーティスト志向で頑張っていました。パーフリと恋仲を噂されたり、ユニコーンのビデオに出たりしたのは、その成果でしょう。セカンドシングルだった「ホワイトラビットからのメッセージ」はお正月ソング。新しい年に新しい恋がはじまりそうなの、という素敵な歌です。