別名「勝手にお正月気分」。なんとなく、ただなんとなく。それっぽい気分になれるアルバム達を集めました。それ以上の深い意味は特にございません。ガチガチに固まった頭をやわらか〜くして、想像力をフルに働かせて、音に身を委ねましょう。これまた、贅沢な過ごし方です。
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「以心電信」な世界共通サウンドYMO『イエロー・マジック・
オーケストラ』78年発売のYMOのデビューアルバム。2曲目に収録の「Fire Cracker」は、すなわち爆竹のこと。中国の旧正月には欠かせないアイテムです。世界でもっとも名の通った日本人グループというイメージですが、ドラムの高橋幸宏さんは飛行機が大嫌いなのだとか。意外ですね。ちなみに「Fire Cracker」はマーティン・デニー氏のカバー。YMOのヒットに、大喜びしたそうです。 -
このユルさ、サイキョーV・A『ウクレレ・ウルトラマン』国民的ヒーロー・ウルトラマンの名曲たち「ウルトラマンの歌」「セブンの歌」「特捜隊のテーマ」などが、ウクレレのユルユルサウンドで蘇る!大人も子供も思わず和む脱力系です。身も心もリラックスして、だらだらと寝正月を決め込むには、ぴったりな一枚。しかし、ユルいながらも、体が勝手に変身ポーズ決めちゃったりもして、元気にもなれます。恐るべしノスタルジック!
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イブは一人きりでも、新年はハッピー山下達郎『レアリティーズ』シングルのカップリング、未発表セルフカバー、アルバム未収録のレア音源の中から、達郎さんご自身が厳選した、「自称裏ベスト(笑)」。なぜかライナーの自筆コメントでは「(笑)」がついていました。キンキキッズに提供した「Happy happy Greeting」を収録。お正月はもちろんのこと、全てのお祝い事に使える便利曲。達郎ボイスで聴くと、なんだか妙に説得力があって良いです。
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正月のジャニスの人気地球1「ハワイ」アラニ・オハナ・バンド『東京ハワイ』レンタルジャニスで、年始によく借りられる「2大地球ソング」のひとつがハワイアン。行って来たのね感ただよう人も、行けなかった感ただよう人も、皆一様に借りていきます。スラックキー・ギターの達人である山内雄喜さん率いるアラニ・オハナ・バンドの本作は、そんな日本人のリゾート憧憬のツボにぴったり!「銀座カンカン娘」「お嫁においで」など昭和歌謡のハワイアンカバー。
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正月のジャニスの人気地球2「沖縄」チュラマナ『楽園の虹』年始の「2大地球ソング」、もうひとつは沖縄です。行って来たのね感ただよう人も、行けなかった感ただよう人も、皆ハワイアン同様に借りていきます。中でもジャニスの一押しは、女性コーラスが気持ちいいチュラマナさん。沖縄×ハワイの両方が楽しめます。石垣テイストのアロハ・オエなど、何ともいえず癒されて、幸せなうたたねへと誘ってくれるでしょう。
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初詣で神社にお参りしたら世界宗教音楽ライブラリー『日本の神楽』神社といえば神楽。かぐらと読みます。神道の神事において、神に奉納するために奏される歌舞のことです。これが根となり、のちの歌舞伎や能にまでも発展した、本当の意味での「日本の伝統音楽」の祖。異国の楽器はいっさい使われておりません。日本における「神道」の歴史は、古事記や日本書記にも記されています。神田古書店街のイケブラさんに聞いてみると良いでしょう。
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一瀉千里だ!グッバイでいっぱい!!ザ・グッバイ『READY! STEADY!! THE GOOD-BYE!!!』懐かしのジャニーズアイドルと思うなかれ!その先入観ゆえに、リアルタイム期には日の目を見なかった彼らですが、実はビートルズやビーチ・ボーイズ、ラズベリーズにバッドフィンガー、ELO、XTC、フィル・スペクター、大滝詠一など、音楽マニアをとことんくすぐる愛あふれるオマージュがてんこ盛り!レコスケくんでお馴染みの本秀康が描く渾身のジャケット画も必見。新年早々元気になれます。騙されたと思って聴いてみて!!
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ポップ・スペース・ファンタジー!エレクトリック・ライト・オーケストラ『タイム』テレビドラマ「電車男」の主題歌になったことで、秋葉系イメージがついた ELOですが、リーダーのジェフ・リンさんは、ビートルズとも大変縁の深いお方です。彼が作り出す壮大なSFサウンドは、無限の時間を感じられるポップ・スペース・ファンタジー!初日の出と共に聴きたい1枚です。隣のザ・グッバイも、彼のサウンド技法に畏敬の念を抱いています。グッバイの「浪漫幻夢」を聴いてから、ELO本作の2曲目をどうぞ!
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あなたに会えて良かったフリッパーズ・ギター『カラー・ミー・ポップ』ジャニスと私を出会わせてくれた張本人達です。突然の解散ショックから抜けきれずにいた91年に発売されたセレクト盤。年末だったので、お正月もず〜っとこれを聴いていた、という私の思い出がいっぱい。92年のお正月=カラー・ミー・ポップ。ただそれだけです、はい。その1年後に、小山田君がニット帽姿で表紙を飾ったロッキン・オン・ジャパンの2万字インタビューを読みたい人は、神保町の古本屋で探してみましょう。