-
「週末に映画を見るのが趣味。最近は、古い映画に凝っていて、昔のパンフレットや映画雑誌が欲しくなって」と神保町へやってきた本田さん。しかし、160軒以上が軒を連ねる古書店街で立ち往生…。すると街のド真ん中に案内所を発見! 入ってみることにします。
-
中に入ると、オレンジエプロンをつけたイケブラ斉藤さんがにっこりとお出迎え。「あまり知識がないので不安だったけど、同世代のスタッフがいて、気軽に聞けました」と本田さん。イケブラ斉藤さんいわく「僕も映画に詳しいわけではないけれど…一緒に探れば見つかるモノです!」
-
さっそく二人でパソコンで検索。「映画、1950年代、アメリカ映画、キネマ旬報、オードリーヘプバーン…」本田さんとの対話の中から、いろいろなキーワードを引き出すイケブラ斉藤さん。「あ、このお店は面白そうだなあ。行ってみたい!」お目当ての古書店が見つかったようです。
-
さて、お目当ての書店は、虔十書林(けんじゅうしょりん)。地図を見ながら「この通りをまっすぐ行って、二つ目の信号を渡って…」と、道順をていねいに教えてくれます。「黄色い看板が目印。猫のキャラクターが大きく描かれていますよ」と、わかりやすい目印もしっかりと伝授。
-
イケブラ斉藤さんの教えどおり、道を歩いていくと…「あっ、あそこだ! 黄色い看板、猫のキャラクター!」迷うことなく、無事お店に到着しました。「うわ〜!映画以外でも、読んでみたい本がたくさんあるなあ〜」本田さんは、早速、店頭の書棚に目を奪われた様子です。
-
店内で、映画パンフレットのコーナーを検索。すると、店主の多田さんが声をかけてくれました。「ヘプバーンなら、これが珍しいよ。同じ映画でも、これは複数の種類があるんだよね」などと、本田さんの興味の枠をぐいぐい広げてくれます。本田さん、子どものように目がキラキラと輝きます。
-
「すごくたくさんの種類があって、あれもこれも欲しくなっちゃって……」と迷いながらも、この日は2冊を購入。「映画以外にも、面白そうな分野が充実していました。眺めているだけでも、時間があっという間にすぎてしまいますね。また散策しに、神保町へ来ます!」と嬉しそうな本田さんでした!
やったー!古書店の書棚を見てお客様のアンテナがどんどん広がったら嬉しいです!
映画パンフレットのほか、アート、写真集、豆本など、サブカルチャー分野が充実している古書店。夜八時までやっているので、会社帰りにもよれるのが嬉しいところ。(ホームページはこちら)
「お気軽にお立ち寄りくださいね」と店主の多田さん(写真右)。イケブラ斉藤さんとは大の仲良し!