神田古書店街の五傑が登場!「イケブラファイブ」其の参
理屈じゃなく、感性で楽しむタイプです
ナビブラ読者の皆さん、こんにちは。イケブラFIVEのグルメ分野を担当します、悠久堂書店の諏訪と申します。僕は、食べることが大好きなので、ナビブラ読者の皆さんとは、きっと話が合うと思いますよ!
普段、僕がよくランチに行く店は、讃岐うどんの『丸香』、定食屋さんの『双葉』、ラーメンの『伊峡』、洋食の『七條』、蕎麦の『手打蕎麦切 松扇』など。料理が美味しいというだけでなく、店主の“気持ち”や“こだわり”が自然と伝わってくる、そんなお店が好きなんです。そう、僕は理屈やウンチクではなく、感性で楽しむタイプですね(笑)。
お店の心遣いこそ、料理をより美味しくさせる最高のスパイス
例えば『手打蕎麦切 松扇』は、初めて行った時、天ぷらをその場で一つ一つ揚げてくれることに、感動しました。食材の旨味ももちろんですが、「揚げたて」で食す天ぷらの美味しさはまた格別! お蕎麦屋さんで、そこまでの心遣いをしてくれるお店は、なかなかないですよね。蕎麦ツユは、「濃口(関東風)」と「薄口(関西風)」の2種があり、聞けば、ほとんどのお客様は、濃口を選ぶのだそうです。それでも、「何時、薄口を好まれる方がいらっしゃっても良いように」と、毎日必ず、2種のツユを用意をしておくのだとか。カツオブシには、なんと、一本釣りで捕った無傷のカツオを使うという程のこだわりだそうです。こうした、随所に込められた店主の気持ちこそが、食事をより美味しく、より贅沢な時間にさせてくれる気がします。
美味しいものを、より美味しく。神保町は“愛食”の街!
夜は、市場が終わった後に、古書店仲間と大人数で食事に行くことがほとんど。生ビールと、名物のビーフパイやオムライスが楽しめる『ビヤホール ランチョン』、どのメニューもボリューム満点の中華『徳萬殿』、季節の餃子がいろいろ味わえる『神田餃子屋』など、必然的に席数の多い店が多いですね。タイ料理の『ムアン・タイ・なべ』も、天井が高くて、ゆっくりできますね。古書センターの1階にある『ステーキ&ワイン 神房』もおすすめですよ。
つい呑みすぎてしまった翌日は、『インド風カリーライス エチオピア』を食べれば二日酔いもスッキリ! 濃厚で深い味わいなのに、胃が全くもたれず、食後は必ず元気になれるんです。風邪ぎみの時にも効果大ですよ。これも、季節や天気、野菜のコンディションなどによって、毎日スパイスを調整するという、お店のこだわりならでは。美味しいものを、より美味しく食べさせてくれる、神保町はそんな“愛食”の街なんだと思います。
※売り切れ次第終了
- 住所: 神田小川町3-16-1 ニュー駿河台ビル1F
- 定休: 日・祝
- TEL:非公開
- 営業: 11:30〜19:30(ランチは〜15:00)
土 11:00〜15:30
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