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今さんが語る、神保町定食! 「神保町といえばここ!老舗定番店 今昔物語」 大学入学のために上京したのが1986年。それ以来、神保町は世界で最も好きな街といっても過言ではなく、今でもよく足を運びます。この街の代名詞ともいえる定番店の、昔と今をいくつか記してみることにしましょう。
天丼 いもや
昔

「いもや」は天ぷら・とんかつもあるけれど、ここでは天丼「いもや」。私が上京した1986年当時は天丼が確か450円で、そのあとしばらく500円時代が続きました。大学のときは、神保町に出てくれば白山通りの「いもや」で天丼食べて、さらに経済的に余裕があるときはその並びにあるドトールでコーヒー飲むのがひとつのコースでした。この20年間、白山通りはいろいろ店の変遷がありましたが、ドトールにしろ、「いもや」にしろ大事な店はほとんど変化していないのはすごいことです。

今

白山通りのいもやの「天丼」が550円になっていて、時の移り変わりを感じますね。道路の反対側の店はずいぶんと変化が激しいようです。ところで、「いもや」の前に通りかかると、私の体内センサーが「天丼指数」を示します。指数が高いと「今日は天丼が食べられる元気!」なので店に入り、低いと「天丼食べるほどのパワーがない」ので、残念ながら見送るというのがあります。そしていざ入門、じゃなくて入店したからには、どうしても大盛りを食べねば、気持ちがおさまらないものですね。

いもやの天丼
ポイント

大盛りにしたときは、全部残さず食べれば、大盛り料金はサービスとなります。まあこれは礼儀のようなものですね。まあ、店においてあるつぼ漬けがおいしいので、ご飯を計画的に食べるときには貴重な存在となります。

キッチン南海
昔

『定食バンザイ! 』にも記したんですが、どうにも気後れがして入ることのできなかった「キッチン南海」。同店のあるすずらん通り自体に、学生の頃はあまり行かなかったことも原因の一つでしょう。昔は靖国通りしか歩いていませんでしたね。ということではじめて入ったのは2003年。食べたときにはおいしくてびっくりしました。その後カツカレーをどちらかというとよく食べるようになりました。そうそう、キッチン南海の斜め前にあった「書肆アクセス」が2007年11月に閉店してしまい、同店の存在も「歴史」となってしまいました。

今

カツカレーは以前は650円でしたが、今は700円。ただし洋食系はどれも700円程度で値段の変化はあまりない。それにしても最近はいつ行っても混んでいてスゴい人気ぶりです。相変わらずアニキたちが、カツカレーをはじめとしてビシビシと洋食を食べていますね。あのカレーはしばらく食べていないとつい「追憶」してしまう味ですね。ちなみに、すずらん通りは白山通りに比べると最近変化が激しく、この2008年の夏にも中山書店という古書店が閉店していまいました。

ポイント

まあ、周りでわりと勢いよく食べているヤングたちが多いので、こちらも調子に乗ってリズミカルに食べてしまいますね。まあこういう洋食屋はスピーディに食べることもおいしさの一つだと思っていいのかも知れません。

さぼうる
昔

いや、本当にさぼうるのある一角は絵になりますね。ここに入るだけで上京してよかったなという気持ちになれる文化度の高さです。昔はここで編集者の人と打ち合わせをするのが夢でしたが、実際の打ち合わせは「古瀬戸」や三省堂の「ピッコロ」なんかのほうが多く、どちらかというと「さぼうる」は自分の休憩のために使うような場合が多いですね。ここでぼんやりしていると、時間を贅沢に使っている気持ちになりますよ。

今

さぼうる2の食事メニューを甘く見てはいけません。この伝統は今も変わらない。かなりしっかりとした量があります。ハンバーグライス、スープ、コーヒーつきが950円でこの値段も昔と変わっていないと思います。食事メニューはカレーやスパゲティなどがありますけど、どれもおいしい。そして食後に飲むコーヒーの満足感が実にたまりませんね。コーヒーを飲んで眠気を覚ましたはずなのに、満足度が高いせいか、食後に眠くなるのは私だけでしょうか?

ポイント

やはり、そのあたりで買ってきた古書なり新刊なりを袋から出して読みつつ料理を待つ瞬間の幸せをかみしめてほしいですねえ。おいしい食事が食べられて、ステキな本が読めるなんて、本当に素晴らしいことです。