「東京なんだよなぁ」
初めて来たのに名前は知ってるって場所が、東京にはたくさんあります。そういうところを偶然通りがかるたびに、「へ〜、ここが」ってしばし立ち止まり、自分が勝手に抱いてたイメージと実際の風景の擦り合わせをします。で、ふたたび歩き始めるときに、「ここは東京なんだよなぁ」って嬉しいやら寂しいやらよく分からない感情がよぎるんです。また、地名とかは関係なしに、その圧倒的な風景に出くわしたときも、同じような気持ちになることがあります。かえで通りを水道橋方面へ下ってるときは、いつも後者のケースです。東京暮らし10年そこそこ。まだまだお客さん気分です。